新型コロナウイルスについて思うこと

もうかれこれ2ヵ月近くでしょうか、あらゆるニュース番組のトップニュースは「新型コロナウイルス」関連。つい先々週まではまだ「対岸の火事」のような状況でしたが、県内で感染者が出たことから、先週から一気にコロナ関連のご相談が増えました。私からご相談いただく皆様にお伝えしているのは、もちろん様々な融資や雇用調整助成金などの施策もそうですが、「このタイミングだから、これまでできなかったことをしましょう！」「立ち止まっていてはダメ。こんな時だからこそ、スピード感を持った対応を！」ということです。

私は2012年〜2015年まで、東日本大震災で被災した事業者の復興支援の仕事に携わっておりましたが、ここで非常に多くのことを学びました。当初意外であったのは、震災によって事業が厳しい企業ばかりかと思いきや、飲食店やお土産店などは復興需要で各地からボランティアなどで賑わっておりました。その他、家具店などもそうですが、震災前には厳しい事業者だったところが、一機に息を吹き返しました。そのような状況を見て思ったのは、「僅かでも延命することにも意義がある」ということでした。

島根県内でも、既に多くの事業者が休業に追い込まれ、先の見えないトンネルの中で不安な日々を過ごされている方も多いと思います。でも、そんなときだからこそ、資金をつないで延命していただきたいと思います。そして、いまできることを考え行動していただきたいと思います。

そしていつか、「あの時は苦しかったけど我慢して良かった」と思う日を念じて、コロナ対策にも万全を期していただきたいと願うばかりです