創業2周年
今日、3月11日は弊社の2周年記念日であり、ご存知東日本大震災から丸10年の節目の日でもあります。
実は弊社の設立日を3月11日にしたのは、意味があるのです。それは、東日本大震災が今の自分の原点であり、東日本大震災がきっかけで、中小企業支援を自分の仕事としてやっていきたいと考えるに至ったからです。
東日本大震災が発生した翌年に宮城県に引っ越し、3年間に亘って宮城県気仙沼市の事業者の皆様の再建支援に尽力しました。
2021年2月9日付けの日本経済新聞の記事によると、グループ補助金による過剰投資で返済が厳しい企業が少なくないとのこと。当時を振り返ると、私は水産加工会社さんの再生支援にあたり、過剰投資にならないよう懸命に投資を抑えるようアドバイスしていたことを思い出しました。
その時のアドバイスは適切であったかもしれませんが、取り越し苦労にならないことを祈りながら、そうならなかったのであれば残念至極です。
今は新型コロナウィルスという新たな環境変化への対応も必要になり、被災地の事業者の皆様にとってさらなる試練かもしれません。元通りを目指す復興ではなく、新たな環境に対応した未来志向による事業展開でこの困難を乗り切って欲しいと願うばかりです。(渡部剛史)